鉄玉子はちっちゃかった…
そもそも鉄玉子を愛用していた私がどうして鉄鍋購入に至ったのか…。
鉄玉子は鉄鍋を買わなくても鉄が溶け出す便利なアイテム。
やかんに鉄玉子を入れ、鉄分を含んだ湯をお茶に使ったり、料理に使ったりしてきました。
が…わたくし、風邪が引き金となり、どうやら咳喘息を発症したようで( ;∀;)
今年の元旦早々風邪を引き、1か月も夜間の咳に苦しんだ挙句、肺機能が低下して息苦しい上に貧血の悪化が重なり、動悸に息切れ…
新型コロナが流行しているため、病院にもいけない…。
こんな状態で万が一、感染などしたら…。
人生で初めて「救心」の購入を考えたほど…。
いまだかつてない危機感に襲われておりました。
そんな時ふと…
鉄玉子…
「ちっちゃくね?」
と思っちゃったんですよね…。
表面積が広い方が、当然効率良く鉄分も溶け出すというもの。
「こんなちっこい鉄玉子でちまちま抽出してる場合じゃないわ!!」
そして鉄鍋探しの旅に出ることに…。(勿論ネットサーフィンの旅)
鉄器で酢を使う調理をするとすごい鉄分出る説!?
実は当初、鉄瓶を買おうと調べ倒していたんです。
飲み物に使う湯沸かしなら普通鉄瓶ですよね?
でも本物の南部鉄器…高い!
そして、日本の伝統的な製法で作られた…などと謳っていても、海外で作られていたりいまいち信用性がないものが多い。
探された方にはお分かりいただけるかと思うのですが、もう訳わからなくなってくるんですよね。
安いなぁと思うと、容量が1~2人用のものとか。
それでは夏に大量に作るのは無理。
当初、「今まで使ってきた2ℓのやかんの代わりなるものを…」と思っていた私。
価格も2万~3万する上に、重さも3kg近くなる。
さらにお湯を入れて使うんですから…
さらにプラス2㎏!?( ゚Д゚)
いや~無理でしょ( ;∀;)
そんな時、気になる情報を発見…。
鉄鍋で酢を使う調理をするとすごい鉄分出る説!?
塩分やケチャップ、酢などの酸性の調味料を使うことで、鉄分がより溶け出すとのこと。
さらに時間をかけて煮込む料理の方がより鉄分が溶け出す…。
T.Vでも紹介されていたようですね。
手軽に摂るならやっぱり湯沸かし時にお酢を入れて鉄水を作った方がいろいろ使えて便利…。
でも…
「鉄瓶にお酢なんて入れてお湯沸かして大丈夫なの!?」
めちゃめちゃ錆びるんちゃうのん!?
という疑問が…。
「これは問い合わせてみないと答えは出ない」という訳で、気になっていた鉄瓶の販売元に問い合わせてみました。
「止めておいた方がいいっすよ( 一一)…」
という賢明な回答が返ってきました…。
そう、鉄瓶を買おうとしていた私が片手鍋を買ったのは…
「酢を投入して効率的に鉄分を摂取するという裏技を試したかったから」
お酢入りの鉄水を飲んでみた
作り方はチョー簡単!
鉄鍋に水を入れ、お酢を少量ジョボボボ…と入れてお湯を沸かすだけ。
最初お酢入り鉄水を飲んだ時は…
衝撃的
でしたよね…( 一一)…
どんな味かって~と…。
血の味~(-_-)
唇切れた時や舌噛んだ時に味わう、あの鉄っぽい血の味…。
これは測定できたらとんでもない鉄分の数値たたきだすんちゃうの!!
…っていうヤバい味してました。
元々鉄剤で胃痛と吐き気をもよおす私。
この鉄水のせいか、はたまたコロナ自粛のストレスなのか不明なのですが、一日半に渡る胃痛、腹痛、下痢に襲われひどい目に遭いました。
そういえば…
あの時は確か、数分煮出そうと思っているうちに忘れてしまい慌てて止めた(笑)
それからもまだ懲りずにまだ作っています。
でも酢の量を少なめ(ジョボボボからジョボ…ボくらい)にし、加熱時間も5分程度にしています。
それからはもう血の味まではいかず、少し酢の味がする程度で、胃が痛くなることもなくなりました。
鉄剤が合わない方はお気を付けください。
お酢入りの鉄水のアレンジ
これ、そのまま飲めないことはないですが、あまりおいしいものではありません。
そんな時は…
- 希釈タイプのお酢ドリンクを足す
- ローズヒップティーを入れる
- 味噌汁にする
どれも食事と一緒に摂ることでさらに吸収が良くなりますよ。
1.希釈タイプのお酢ドリンクを足す
これはさらに酢と甘味を足してお酢のドリンクにしてしまう作戦です。
もう味は「普通のお酢ドリンク」です。
冷たく冷やしてどうぞ…。
👇フルーツで作った果実酢「美酢ミチョ」オススメです。
他のものが飲めなくなるほど美味しい!
ザクロ、パイナップル、桃、どれも美味しい~(^^♪(マスカットもオススメ)
ローズヒップティーを入れる
これも酸っぱいものでごまかすタイプです(笑)
ローズヒップはビタミンCが豊富に含まれており、鉄分の吸収を助けてくれるので一石二鳥です。
👇ローズヒップティーと鉄玉子の記事はコチラ
酸っぱいのが苦手な方は、ハイビスカスの入っていないローズヒップティーがオススメ。
味噌汁にする
これね、お酢が入ってるの全然わかんないんですよ。
普通に味噌汁なので、違和感なく頂けます。
その他味噌汁だけでなく、料理によってはこの酢入りの鉄水を作っておいて、水の代わりに入れてもいいと思います。
思わぬメリット
鉄分補給のことしか考えず、この鉄鍋を購入した訳ですが、思わぬ産物がありました。
それは鉄鍋や鉄瓶購入者の口コミにも書かれていたことなのですが…
とにかく白湯が美味しい!!
ということ。
そして美味しい白湯で入れた
コーヒーが美味しい
さらには
味噌汁も美味しい
ただの水なのに不思議。
コーヒーは必要な苦みはそのままに、余分な雑味とか渋みとかがなくなる感じ。
朝のコーヒーは必ずこの鉄鍋で沸かすようになりました。
味噌汁もまろやかで後引く旨さ。
野菜も美味しくなる気がします。
デメリット
鉄分補給が出来て、料理が美味しくなる鉄鍋ですが、私が思う鉄鍋のデメリットは二つ。
一つ目は先ほど鉄鍋選びで一番重要な要素としてお伝えした重量。
洗う時だけでなく、鍋を持ち上げて注ぎ口から油やお湯を移す際に重くて結構大変です。
こちらの鉄鍋、注ぎ口が左側に付いてるんですよね。
一応揚鍋ということで、油を移す時を想定して作られていると思うのですが…
味噌汁などを移す際は右手におたまを持ち、最後おたまですくい切らなかった汁を注ぎ口から出そうとすると…
はっっ( ゚Д゚)!!
注ぎ口左なの!?
ってなります(笑)
まぁ、持ち替えればなんとかなります(これは口コミでも複数の方が言われてました)
二つ目は調理したものを入れたまま保存できないということ。
余った料理や味噌汁を鍋ごと冷蔵庫に入れて次の日頂くなんてことは鉄鍋ではできません。
残念ながら料理が変色したり、錆びちゃうんですね~。
なので、料理が出来上がったらなるべく早く皿に移して洗い、数分火に掛けて乾かします。
これは普通の鍋で慣れてしまっていると意外と面倒に感じる方が多いかもしれません。
あのですね…
私が特にヘタクソなのかもしれませんが…
こちらの鍋は鉄瓶ではないので仕方ないとは思うのですが、コーヒーを作るのに注ぎ口からカップに注ごうとすると、
ほぼ毎回こぼれる
んですね。(少量を全部注ぎきる時は大丈夫)
しかもついでに沢山沸かそうとするもんだから、入れ始めが特にこぼれる…。
そして、
ドリップコーヒーなんかを入れようとするもんだから入れる度にこぼれる。
どうしたもんかなぁ…
と思案していたところ、思わず笑っちゃう解決策を思いつきました…。
おたまでお湯をすくって…
入れる…。
なんだこれ。
いまだかつてこんな画像があったでしょうか…。
自分でやっててつい笑ってしまった…。
でもなんてラクチンなんでしょう…。
重い鉄鍋を何度も持ち上げなくても軽く注げる。
そういえば、茶道でも茶釜から柄杓でお湯を注ぎますよね?
そしてドリップコーヒーは少量ずつ入れた方がいいのでちょうどいい。
ドリップケトルに移し替えて入れる方法も試したのですが、なんだか二度手間で面倒…。
でもここでもひとつ問題が…。
おたまが小さいため、何度も入れなくてはいけない。
うちの小さいおたま、一杯でいくら入るのか量ってみました。
約25cc。
200ccのコーヒーを入れようと思うと8回も注がないといけない。
かといって同じ形の大きなおたまだと、今度は大きすぎて注ぎにくい…。
…という訳で…
こんなの欲しい…。
レードルなるもの…。
これなら先が細くなっているのできっと注ぎやすいはず。
そしてレードル一杯90cc。
最初に少量のお湯で蒸らして、2回位注ぐ…。
素敵!
さいごに
うちでは朝コーヒーを入れる際、余分に500~600ml多めに沸かします。
コーヒーを入れた残りのお湯はお酢を入れて5分ほど沸かし直すか、そのまま白湯として急須に移し替えて飲むようにしています。
この急須でローズヒップのティーパックを入れておくこともあります。
夏になるとこれとは別に大量にお茶を沸かすことになると思いますが、鉄分補給のための湯沸かしは食事の時にこれくらいと、味噌汁、スープなどで摂ればいいかなと思っています。
その後の体調
肝心の貧血の効果ですが、使い始めて1カ月半ほど経ちましたが、本当に体が楽になっています。
1カ月経つか経たないくらいからでしょうか、普通に階段を上がって息が切れていないことに気が付きました。
家事をする際も疲れにくくなったように思います。
肺機能を高めることを意識し、暇さえあれば横隔膜を拡げるような体操をしていたことも良かったのか、息苦しいということもなくなりました。
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