![スベリヒユ](https://kinomi-risu.com/wp-content/uploads/2020/02/temanasiyasai-a-1.jpg)
日本全国で生息し、雑草としてむしられ続けてきた「スベリヒユ」。
実は沖縄や山形、世界各地で昔から食され、さらには栄養価の高さから近年「スーパーフード」として注目される植物なのです。
今回は突如うちの家庭菜園での扱いが変わった「スベリヒユ」について。
突如野菜としての地位獲得
また生えてきたで~(-_-)
毎年春になると生えてくるスベリヒユ。抜いても土の上に放置していたらまた根っこから水分を吸収し、生きながらえる。夏の暑さには驚異的に強い( ゚Д゚)
また花の咲いた後小さな種の沢山詰まったカプセルが沢山付いて、ちょっと触っただけでぽろっと落ちるので、
いくらでも増える。
それがある日突如としてスーパーフードという
野菜界の貴族
としての地位を獲得した(うちの家庭菜園内で)
増やしすぎたの巻
いつもなら雑草はどんなに放置していても種を付ける前に撤去する。だがしかし、スベリヒユに関しては去年あえて種ができても放置していた。
それはもちろん…
今年沢山食べる算段で。
スベリヒユの増える前の記事はコチラ👇
スベリヒユは夏の暑さにはめっぽう強いが、逆に水分の多い多肉の特徴か、霜の降りる頃になると自然消滅してしまう一年草の植物だ。
でもカプセルに入った大量の種を投下済みのため、難なく次の年の春には一斉に芽を出す。
なんせ、
雑草なんで…。
計画通り、春には小さな畑に一面スベリヒユが芽を出しました。
しめしめ…今年はスベリヒユ沢山食べるゾ~
と「スベリヒユ祭り」を楽しみにしていた私。ところが、いざわんさか茂って収穫しようとしたところ、なにやら小さきものがうごめいて…。
ヒー…( ゚Д゚)(もはや白目)
マルカメムシの村誕生
マルカメムシがうじゃうじゃ!
しかもマルカメムシの赤ちゃんまでいっぱい!さらにトビムシっていうのかなぁ…小さくて蚤みたいにピョンって飛ぶ虫までいる…。こんな虫見たことない!それにマルカメムシは周辺の草むらから飛んでくることはあっても、畑で赤ちゃんマルカメなんて見たことない…。
完全に畑で繁殖している…。
マルカメムシは通常マメ科の植物に付くことが多い。うちでも畑を始めた時マメ科の植物は土が肥えるというので枝豆を植えたところ、マルカメムシが鈴なりに生ったという悲劇があったが、こんな畑内でマルカメムシが大繁殖するなんて…。
原因として考えられるのは、
今年は雪がほとんど降らず、害虫が死なずに冬を越しているのではないかということ。(例年は一冬3~4回の雪かきが必要だが今年は0回)
あとはマルカメムシはスベリヒユが好きなのではないかということ。
草丈が低く暑い夏にも水分たっぷりで栄養もある。
使っていないプランターを軒下に置いていたところ、水もやっていないのにスベリヒユがすんごい大株に育っていて、ついでにマルカメムシも育っていた(マルカメ村誕生)
スベリヒユ強制撤去
一度だけ念入りにカメムシチェックして収穫し食べたが、やっぱり気持ちが悪くてすべて引っこ抜いて撤去した。
そしたら自然とマルカメムシもいなくなった。
スベリヒユが繁殖することで風通しが悪くなり、虫が過ごしやすい環境になってしまったのも原因かもしれない。
そして今年はミニトマトも育てていたが、マルカメムシに汁を吸われてほとんど食べられなかった。
マルカメムシに吸われたトマトは白い点々ができるのですぐわかる。ミニトマトはいままで何度も育てているがこんなこと初めてだ。
これからスベリヒユの繁殖はごく少ない範囲にとどめることにする。
「蓼食う虫も好き好き」
というがマルカメにも好みがあるようで、今年育てていた「こどもピーマン」や「イタリアンパセリ」には一切マルカメはつかなかった。
あと不思議なのが、去年散々悩まされたニラのアブラムシが今年は全くつかなかったこと。
去年は逆に畑にマルカメはいなかった。マルカメは肉食じゃないはず…。
訳が分からない。
自然の前には人間なんて無力。
されるがまま(笑)
…という訳で、くれぐれもスベリヒユの大量繁殖にはご注意を…。