夏の気温の上昇が厳しさの一途を辿る昨今…。
ガーデニングや野菜の栽培している方にとって、熱中症や有害な紫外線など非常に過酷なものになってきました。
そこで、今回は我が家のほったらかしでも育つ野菜や、こぼれ種で毎年生えてくる野菜などを紹介したいと思います。
支柱を立てたり、ネットを張ったりする必要もないものばかりですので、基本ほったらかしでOK!
初心者でもめんどくさがりでも簡単に育てられます!
エンドレス?春に毎年生えてくる野菜
我が家では毎年植える夏野菜とは別に、わざわざ苗を買ってきて植えなくても小さな家庭菜園や庭のあちこちから毎年
「 また来たよ~ 」
と生えてくる野菜達がいます。
本当に放置プレイでも育ってくれますが、たまに収穫がてら
「様子を見に行く」
ことは忘れないようにしてくださいね。
丈夫な野菜やハーブでも、元気すぎて密集していたりすると虫が付いたり、病気になったりしてしまいます。
そんな時に早めに気付いて対処することで、軽傷で済ませることができるからです。
とはいえ、我が家の放置野菜正直地味です…。
余力のある方はスター選手☆彡を育てるかたわらで、放置でも育ってくれる野菜を育てられるのがオススメです。
こちらが我が家の放置シリーズの野菜達。
- 赤紫蘇
- エゴマ
- スベリヒユ
- イタリアンパセリ
- ニラ
- アロエベラ
1~4は、こぼれ種でも育つエンドレス?野菜です。
1.赤紫蘇
赤紫蘇は、私が造園業者に入れてもらった「畑の土」なるものから勝手に生えてきました。
家庭菜園用の土として入れてもらったその土は、
「どこから取ってきたんじゃ”(-“”-)”」
と言いたくなる程、 石はゴロゴロ出てくるわ、とんでもない粘土質…黒マルチの切れ端まで出てきました。
そして、 ちょうど春だったこともあり、 土から一斉にいろんな芽が芽吹き出しました。
種を植えた野菜と区別が付かず、なかなか抜けないでいると、全部雑草だったほど…( 一一)
その雑草の中からたくさん赤紫蘇が生えてきたんです。
それから7年…毎年春になると庭のあちこちから、
「赤紫蘇畑かっっ!」
ってほど赤紫蘇が生えてくるように…。
庭を回り、まだ小さい若葉を収穫して、赤紫蘇ジュースを作るのが恒例になりました。
なぜ若葉のうちに摘み取ってしまうのか…。
この赤紫蘇ちゃん…
とんでもなく虫が付く!
育てても青虫に食い尽くされ、葉ダニだらけになり、とても収穫できるようなものじゃない。
「虫育ててんのか!」
ってほど…。
だから、来年も赤紫蘇ジュースが作れるように、数本だけ種を作らせるように抜かずに置いておく。
そして忘れてはいけないのが、
赤紫蘇の穂
刺身の横っちょに付いてくるアレです。これが香りが良くて美味しい。
沢山ある時は、塩漬けやしょうゆ漬けにするといいご飯のお供になります(^^♪
2.エゴマ
エゴマはエゴマ油がブームになった時に、まだ園芸店では売っておらず、ネットで種を購入して植えたもの。
最初の年は大事に大事に、一苗づつ気を使い育てましたが、二年目は…
あっちこっちから勝手に生えてきた…。
エゴマも赤紫蘇と同じ、シソ科の植物なので、付く虫も同じ、赤紫蘇と同じ道を歩むことに…( 一一)最初のキレイな葉っぱの内にしょうゆ漬けなどにして頂きます。
育て出して2~3年は種を収穫して、ゴマ擦り器に入れすりごまのようにして食べていたのですが、種の採取の大変さに、断念…。(作られなくなるのも分かります)
葉っぱは韓国料理が有名で、焼き肉をエゴマの葉で巻いて食べたりしますよね。
独特の香りで好みが別れると思いますが…。
私は少量なら香りを楽しんで食べられる程度です。
3.スベリヒユ
これが一番衝撃的!
あなたは食べたことありますか?スベリヒユ!!
その辺に生えてますよね?
みんなに「雑草」って呼ばれているコです。
これ、沖縄やいろんな国で普通に食べられてるんだそうです。
そして栄養豊富だということで最近ではスーパーフードなんて呼ばれてるんだとか…。
初めて食べる時はホント、勇気が要りました…( ;∀;)
どんな味かって~と…
少し酸味があり、モロヘイヤまでは程遠いですが、少しとろ~んとしたぬめりがあり、そんなにクセはない印象…。
お浸しにすると、ダンナも
「美味しいやん、オレ結構好き!」
と言って食べていました。
私はというと…
「美味しいなぁ」
と言いつつ、いつも雑草として戦ってきた経歴と、モロヘイヤ(おえっっとなる)に似たヌメヌメ感にちょっと引き気味…
でも…
君、スーパーフードなんだってねぇ… (スーパーフードに弱い)
…なら頑張って食べるよ…。
って感じですか(*’▽’)
今年はもちょっと美味しく頂けるように工夫してみたいと思います。
このスベリヒユ、どんな夏の日照りにも耐えられるすごいコ!
使っていない、乾いた土を入れたままのプランターでも勝手に増殖するくらい。
むしって、土の上にまとめて放置しておいたら、今度はそこに根を張ってしまっていることも…。 草むしりで手を焼いている人も多いんじゃないでしょうか?
去年、スーパーフードであると知ってからというもの、スベリヒユが種を付けていても放置していたせいで、今年はすごい勢いで増殖中…。( *´艸`)
スベリヒユ祭りじゃ~!!
4.ニラ
ニラも種を植えてから、7年…食べ続けてます。
食べ過ぎて親子で下痢するようになり、しばらく控えていたほど…( ;∀;)
なので、 里子に出したり、密集地帯を株分けして植え替えたりしてきたのですが、
「なんかおかしいなぁ…こんなに植えたかなぁ…」
と思ってたんです。
なんとニラって、
分球するんですね…気付くの遅すぎなんじゃないんか
分球して密集してたせいか、去年の秋くらいから、 ネギアブラムシという黒いアブラムシが付くようになりました。
取っても取ってもダメ、木酢液かけても全然へっちゃら。
アルミのキラキラ攻撃もすでについているせいか効果なし。
株が弱ってるのかと、連作障害用の液肥をやってもダメ…。
もうイヤになって、
おまいら、覚悟しておけ…”(-“”-)”
と農薬を買いにホームセンターに乗り込んだはいいものの、ズラリと並んだ農薬の多さに、どれを選んでよいかわからず、ノコノコ帰ってきてしまいました。
そして結局、どっちみち食べ切らなかったので、半分は処分することに。
ここだけ見ると、「あれ、ニラって結構虫付いたり、株分けしたり大変なの?」と思われるかもしれませんが、通常ニラは丈夫な植物で、虫がつくことも稀にしかありません。
ニラの世話で必要なことと言えば…
・採ってもすぐに再生するため、追肥を忘れずしてやること(やったことないけど(;^ω^))
・ニラが込み合ってきたら、株分けして違うところに移してやることくらいでしょうか。
そして、葉が硬くなる前にどんどん食べること。
刈り取ったはずがいつの間にか元通り再生しているので、 これが一番大変かも…(^^)
やたらウマい花ニラ
夏も終わりに近づくと、ニラの花が咲き出します。
蕾のうちに摘み取って食べちゃいましょう!
ニラの花の蕾は、 「花ニラ」と呼ばれ、中国では高級食材として知られています。
葉の何倍も甘く、茎のシャキシャキした 歯ごたえの美味しいこと!
ニラがそんなに好きではない方でも、きっとその美味しさに驚かれるはず…。
葉のみならず、蕾の成長も目を見張るものがあるので、茎が硬くならないうちに摘み取りましょう。(ポキッと折れるところはまだ柔らかい)
ニラの芽が出る時期に散歩していると、たくさんのお宅の庭で花ニラを目にします。
「あんなに美味しいのに、みんな知らないんだな…美味しそう…。 ジュル… 」と思ってしまう卑しい私なのでした。(大丈夫、取ってません(;^ω^))
ニラは増やしたい場合でも、種から育てると葉が太くなるまで時間がかかるので、勝手に分球するのを待つのがオススメ。
花芽は全部摘み取って食べちゃいましょう!
摘み取ってやった方が、葉が硬くなるのを防げますし、株を疲労させずに済みます。
実は食べられるニラの種
とはいえ、ちょっと油断するとすでに茎が硬くなってることもあります。
そんな時は、花を咲かせて種を付けさせます。(黒くなる前のまだ青い種の状態)
うちではまだ柔らかい種の部分だけ摘み取って、炒め物などに放り込んで食べてます。
黒くなっても滋養強壮として食べられるそうですが、硬いので、私は青い状態で収穫します。
ちっちゃいニンニクみたいにいい香りがしますよ。
5.イタリアンパセリ
イタリアンパセリの苗を一株買ってきてから、もう5年目突入…。
普通の縮れたパセリは苦くて苦手なので、イタリアンパセリをセレクト。
もう死ぬほど食べてきました( ;∀;)
パセリは二年草のハーブで、一年目は冬越しして、(うちでは雪に埋もれてても平気でした)
二年目の秋に種を落として枯れてしまいます。
でも、パセリは丈夫な植物。
こぼれ種で来年の春、わんさか芽が出て来ます。
うちではなぜか、菜園ではなく砂利敷のところから大量に発芽し、菜園に移植するのが結構面倒で、そのまま育てて収穫できるほど丈夫( 一一)…
このイタリアンパセリ、ものすごい収穫できます(特に2年目)
一株あれば、2.3人家族で飽きるほど食べられるくらい。
我が家は大抵、たくさん出た芽から2株ほど残し、
うちに来た人に
「どんどんもってかえって~」
と好きなだけお持ち帰り。
最近では硬い茎の部分はスープの出汁にして、あとは乾燥させてスパイスとして使うことが多いです。
ちなみに、先日所さんが「世田谷ベース」(所ジョージさんの自宅)の紹介をしていましたが、所さん家の畑のパクチーも「こぼれ種でエンドレスに生えてくる」って言っていました。
雑草のこぼれ種は大変ですが、食べられる野菜の場合はホントにステキだなって思います。ホントにいやしい系だな…。
6.アロエベラ
アロエベラは、キダチアロエのように苦みもなく、食べやすいアロエです。
これこそ地植えにすると、なんの世話もなく巨大化し、あっちこっちから「アロエジュニア」が顔を出し、どんどん増えていきます。
あ、一つだけ世話がありました。冬場、霜除けをするのだけ忘れなければ大丈夫!(ビニール袋をかぶすだけ( ゚Д゚))
私は 胃腸が弱いうえに、ストレスにめっぽう弱いので、胃が痛くなってくると、庭のアロエを数本採ってきて「はちみつ漬け」にします。
皮には子宮収縮作用があるので、面倒ですが皮はすべて取り除き、食べやすい大きさに切っておきます。(さいの目に切っておくと、ヨーグルトなどにも入れられます)
以前、母が私の胃が悪いのを心配して、キダチアロエを皮ごと漬けたシロップ漬けをくれたことがありましたが、 普段から慢性的に貧血の私…生理時大量出血でフラフラになりました。(これをやめたら治った)
女性の方は生理時には控えられた方がいいかと思います。
私はいつも食前に、アロエと溶けでた粘液をカレースプーンに1杯ぱくっといただきます。
胃の粘膜を保護するイメージで…。
胃痛になると、アロエを食べていなかった頃は治るまでに一か月くらいはかかっていましたが、アロエを飲むと、2~3日で自然に気にならなくなります。
アロエもそうですが、ハーブ類などでも子宮収縮させる植物が沢山あることに驚きます。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し…」摂りすぎにはくれぐれもご注意を…(とくに妊婦さん)
さいごに
今回ご紹介した「手間なし野菜」はきっとほんの一部…。
まだ私の知らない手間なし野菜がたくさんあるはず…。
また見つけたらご報告していきたいと思います!
今年はゴマの風味のするハーブ、ルッコラを初めて植えてみました。
春に苗を植えて、すでにとう立ちして、とっても素敵な花と種をすんごいこと付けています。
すでにエンドレス臭プンプン!
ルッコラ栽培記録!!👇
手軽に始められる野菜作りで、収穫の楽しみを味わってみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。